Notes

タイトル　ダイスDE SAGA！　～わが帝国よ永遠なれ～

概要
このシステムはダイスをぶん投げるだけでロマサガ２のドラマ性をいい感じに追体験できるように作られています。悠久の時に渡って繰り広げられる帝国と英雄たちの戦いを目撃しましょう。

おおまかなゲームの流れ
このゲームは、伝承法を受け継ぐ皇帝と、彼あるいは彼女が治める帝国の視点で進みます。
世界の平和を乱し、人心に不安を振りまく七英雄を討ち果たすため、帝国の版図を拡大し富国強兵を進めていきましょう。

皇帝について
古代人オアイーブにより伝承法を授けられた帝国の長です。
肉体はただの人間ですが、継承法によりありとあらゆる知識と技術を詰め込まれた魂を内包しており、「帝国最強の兵」として帝国の精兵の先頭に立ち、大陸の平定を進めます。
他国からは侵略者と見られることもあり、実際にそういった結果に終わるケースも多いですが、属州の統治は比較的穏当であり良い統治者とみなされています。世界全体がモンスターに脅かされている苦難の時代であり、強力な指導者による平定は市民にとって喜ばしいことであるというのが実際のところでしょう。

七英雄について
大陸のそこかしこで暗躍する吸収法を身に着けた強靭な英傑たちです。モンスターの力をわがものとする吸収法を繰り返した結果、人の枠を大きく超えた力と、モンスターを配下として操る超常の能力を身に着けています。元は全員が人間であったのですが、吸収法にともなく自我の拡張と人格の歪みにより、精神も怪物のそれと化しているケースがほとんどです。加えて吸収法に刻まれた呪いにより、異次元に放逐されたかつての七英雄の残骸に魂を飲み込まれる末路が待っています。

モンスター
尋常の生物ではない悪意に満ちた怪物たちです。七英雄に付き従い人間の生活を脅かしています。恨みを残した人間の魂が動物に入り込むことにより生まれる存在であり、総じて衝動的であり攻撃的です。古代人の用いた同化の法による自然の歪みが原因で生まれたと自称していますが、実のところは攻撃の正当性を担保するための言い掛かりです。

オアイーブ
伝承法を現世に伝える古代人です。吸収法の元となった呪法、同化の法により、永遠の寿命を得ています。かつてのアヴァロン皇帝レオンと交わした契約と、七英雄ノエルと交わした約束により、世の果てるまで七英雄の監視を続ける務めを得ています。

七英雄の作成
ゲームを開始するにあたって、まず皇帝の仇敵となる七英雄を作成します。
このゲームに置いて七英雄は、【序列】【起源】【衝動】【地域】の四つのパラメータを持ちます。
【序列】七英雄の中における地位です。どの英雄も強大ではありますが、それでも序列には差があります。
【起源】かつて人間であったころに彼あるいは彼女が志したものです。
【衝動】吸収法を用いて強大な力を得ると同時に彼・彼女が手にしてしまった衝動です。
　　　　本能的な欲求と共に、ある程度の能力の傾向も規定します。
【地域】彼または彼女が主に活動をしている地域です。

起源
使命：彼/彼女は産まれ得た地位から果たす責任として英雄を志しました。
富貴：彼/彼女は溢れかえる金銀財宝を求めて英雄を志しました。
栄光：彼/彼女は至高の栄誉を求めて英雄を志しました。
義憤：彼/彼女は世の歪みを正すために英雄を志しました。
慈愛：彼/彼女は愛するものを守るために英雄を志しました。
闘争：彼/彼女は純然たる武力を求めて英雄を志しました。
平和：彼/彼女は平穏な世界を求めて英雄を志しました。

衝動表
傲慢：彼/彼女は己を世界で最も優れた存在であると信じ、
　　　すべての生物は自分の下にひれ伏すのが当然だと確信しています。
原作ではワグナスが対応します。
強欲：彼/彼女はこの世のすべての富は己の物であると信じ、
　　　ありとあらゆる相手から富を奪うことに呵責がありません。
原作ではボグオーンが対応します。
嫉妬：彼/彼女は世のあらゆる価値のあるものに羨望の念を抱えており、
　　　己の持たぬものを支配するか、あるいは破壊しようとします。
原作ではクジンシーが対応します。
憤怒：彼/彼女は現状の世界に対する怒りを常に抱えており、
　　　立ちふさがるものを討ち果たすことに躊躇を見せません。
原作ではノエルが対応します。
色欲：彼/彼女は性愛にたいして放埓であり、また己の魅力を用いて多くの人間を
　　　支配することに大きな喜びを見出しています。
原作ではロックブーケが対応します。
暴食：彼/彼女は己の力を求めることに限りない飢えを抱えており、
　　　常に食い尽くすべき相手を探し続けています。
原作ではダンダーグが対応します。
怠惰：彼/彼女は己が静かに暮らしていくことしか興味がなく、
　　　自分の領域に入り込んだ相手を無慈悲に排除します。
原作ではスービエが対応します。

地域：
ルドン：帝国の本拠地、バレンヌの南に位置する地方です。
　　　　大陸の富の数割を産むといわれた宝石鉱山の他、数々の謀略が行われた
ルドン高原が存在します。
ナゼール：ルドン高原を南に抜けた寒冷地帯です。
　　　　　極地において自然と暮らすことに適応したサイゴ族がムーと共に暮らしています。
ロンギット：バレンヌの南東に位置する巨大な内海、ロンギット海を囲む地方です。
　　　　　　海の富を一手に握る武装商船団と、海の恵みを糧に暮らす海女たちに牛耳られて
います。
ステップ：帝国属州カンバーランドの南に広がる大平原です。
　　　　　定住せず馬と共に暮らす遊牧民、ノーマッドの縄張りとして知られています。
ジャングル：ステップを南東に抜けた先、熱帯雨林の広がる野生の土地です。
　　　　　　女系の力が強い土地柄であり、武闘派部族のアマゾンが睨みをきかせています。
メルー：ステップの遥か南に広がる蜃気楼と砂漠の土地です。
　　　　ナツメヤシの生い茂るオアシスをデザートガードが守護しています。
ヤウダ：メルーを東に海を行った先、極東に位置するエキゾチックな異国です。
　　　　東方の神秘たるカタナを操るイーストガードたちに守られています。