Notes

志望動機
高専では、プログラムなどのソフトウェアを中心に、電気、電子回路、コンピュータアーキテクチャなどといった情報工学を学んだ。
言語は、Cを主体にPHP、javaなど
大学では、制御工学、理論を学んで来た。実践的な部分では、倒立振子の制御や、サッカーロボットの制御を行って来た。
研究では、これまでに学んで来たプログラミング、制御の知識をいかして、分子ロボティクスに関する研究を行っている。
分子ロボティクスは、生体分子を使って作るマイクロスケールのロボット。このプロジェクトは、感覚班、知能班、アメーバ班、スライム班といった、様々な分野に分かれて進められており、その中でも制御班として、分子ロボティクスの制御に関する研究を行っている。
分子ロボティクスでは、全てのデバイスが生体分子であるため、演算も生体分子反応を用いて行わなければならない。しかし、生体分子を用いた反応では、負の計算を行う事ができない。そのため、現在、足し算やかけ算を行う事は出来ても、引き算を行う事はできない。そのため、負の演算に取り代わる事のできる新しい方法を研究している。核酸を用いる。反応の中で、反応に使われなかった物質の一部が抜け落ち、無くなる反応があり、それをマイナスと見立てて負の演算に置き換えることが出来ないか、シミュレーションを行っている。
学部時代には、微分器に関する研究を行った。負の演算の代わりとして用いることを考える。微分器は値を抑える働きをする。mapk カスケードと呼ばれる、人間だけにとどまらず、生命全ての発現を左右する、とても重要な反応をシミュレーションする。この反応の中に、微分器としての反応が見られる部分があり、この反応を及ぼしている物質の特定ができれば、それを分子ロボットの回路に応用できるのではないか。
仕様しているソフトはmatlab、visualDSD

分子ロボットとは、構成要素の全てが分子レベルのデバイスで実現されたシステム。
ロボット工学の世界では、PID(比例、積分、微分)制御が主流 分子ロボティクスでは、この中で微分制御に関する研究が滞っている。この微分制御を実現させる
mapkは生体分子の反応系の中でも最大のもの