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2012年9月

快盗天使ツインエンジェルSS 第5章 [動き出す悪意、狙われたガキんちょ。]

勝太「ふぁぁぁ…眠ぃ~…」
今日も俺はチェリーヌ学園に向かっている。俺はいつも自転車で向かっている。なんせ学園の中でも1、2位を争う程の遠さだからなっ。恐らく2キロはあるだろう。
やよい「おおっ、勝太君じゃない!今日も元気?」
勝太「あ、新聞やよいさん…でしたっけ?えぇ、今日も俺は元気っすよ!」
やよい「勝太君って元気なのが結構取り柄よね~!今度新聞部で取材したいんだけどいいかしら!?」
勝太「えっ?俺なんかが取材対象でいいんすか?」
やよい「全然問題ないわよ!…『迫れ!転校生の正体!!』って見出しでいくわ!」
勝太「…正体って、何もないっすよ?」
実はあるんだが流石に新聞さんには言えないしなぁ…
やよい「みんなが知らない事なら良いのよ!とりあえずまた見つけたら日程を決めましょう!」
勝太「わ、分かりました!じゃあまた今度に!」
新聞さんと話していたらもう校門の前に着いていた。案外良いものだな、たまには歩いて登校しようかな。
唯人「おや、橘ではないか、おはよう。」
勝太「あれ、唯人さんじゃないですか。おはようございます。」
唯人「あぁ、今日は1ヶ月に1度の登校チェックの日なんだ。とりあえず自転車のチェックや荷物チェック等が仕事内容だ。…とりあえず橘の自転車、空気が少し入ってないみたいだ。早めに入れておけよ。」
勝太「あ、どうも助かります!後は荷物チェックですね。はいどうぞ。」
唯人「助かるよ。・・・あぁ、問題は無さそうだな。もう行っても大丈夫だぞ。」
勝太「どうもっす!」
…あれ、あの近くでチェック受けてるのって神無月さんじゃないか?
勝太「神無月さんおはようございます!」
葵「あ、勝太さん。おはようございます。今日はチェックの日だったんですね。」
勝太「そうっすね。あれ、今日水無月さんはどうしたんすか?」
葵「あ、遥さんなら今日は水泳部の朝練で早めに学校に行かれましたよ。」
勝太「え!水無月さんが早起きなんて…槍でも降りますかね?」
葵「ふふっ、クルミさんも同じような事言ってましたよ。」
そりゃそうだ。あの寝ぼすけの水無月さんが早起きなんてしてたらビックリでしょ。
勝太「まぁとりあえず教室に向かいますか。今日は確か数学からでしたよね?」
葵「えぇ。今日は遥さん疲れて寝てしまうと思うので私が頑張らないとですね。」
勝太「ははっ、いい友達を持ってるな水無月さんは。」
二人の絆は本物だ。友達の為なら何でも出来る。そんな雰囲気が俺でも分かる。それがツインエンジェルの活躍にも反映されているんだろうな。

そして昼休み。案の定1時間目の水無月さんは爆睡していた。もちろん先生に怒られてはいたものの、何度起こしてもすぐ寝てしまうので先生も諦めた様だ。
勝太「ふぅ…今日は水無月さんと神無月さんは部活の人と昼ごはんらしいな。たまには一人で屋上の飯を食うのもいいなっ」
俺は今屋上にいる。今日は久々にみんなとご飯ではなかったので初の屋上で昼飯を平らげ、寝転がっているところだ。
クルミ「…アンタ、私を忘れてたとかは思ってないでしょうね?」
勝太「わっ!は、葉月さんは忘れてないっすよ!…女の子友達を誘うんじゃないかと思って遠慮したんだよっ」
クルミ「そういう遠慮してたら男が廃るわよ!全く…別に二人っきりでも構わないのに…」
勝太「え、何か言いました?」
クルミ「な、何でもないわよこのニブチンがっ!」
勝太「えぇっ!?そ、そこまで言わなくても…」
クルミ「アンタに拒否権なんか無いわよ!ニブチンはニブチンよ!」
勝太「はぁ…葉月さんはよう分からないなぁ…あ、そういや葉月さん。」
クルミ「何よニブチン!」
勝太「この角度からだと…さ。」
そう、今この状況は俺は寝転がっている状態の前に葉月さんが仁王立ちしているという状況なのだ。つまり制服のスカートが…
勝太「スカートの…中が…」
クルミ「?……!こ、こ、この…!!」
勝太「え…えぇっ!!?」
クルミ「変態ニブチンがぁ!!!」
勝太「ぐへらっ!!」
葉月さんから強烈な回し蹴りをモロにくらってしまった…い、意識が…
クルミ「もうアンタなんか知らない!!」
という声だけは記憶に残っているものの、それ以降は目が覚めるまでの記憶が飛んでいた…

サロメ「…よし、新しい機械の調子もこの女で実験してみたけど良好っしょ!」
アレキサンダー「流石サロメ様!んじゃあ早速あのガキんちょを捕まえに行きましょう!」
サロメ「ふっふっふっ…ガキんちょめ、待ってるっしょ!」

勝太「うぅん…あれ…今何時だ?」
目が覚めて時計を見つめる。1時10分か、成る程理解…
勝太「……出来るかぁぁぁぁ!!!遅刻じゃんかよぉぉぉぉ!!!」
早々に屋上から飛び出し階段を駆け下りる。こんな時に限って教室が1階とか遠すぎだろ!
勝太「葉月さんめ…会ったらほっぺたつねってやるからな!」
そんなこんなで1階に到着した。階段を下りるとそこには担任の西条先生が居た。
勝太「西条先生どうもっす!」
西条「……」
勝太「…西条先生?」
何か様子がおかしい。先生の目に生気が宿ってないというか…
西条「……」
勝太「西条せんせ…」
ジャキッ…
勝太「………え?」
俺の腰に何かが構えられていた。……間違いない、拳銃だ。
西条「……一緒に…来い……」
勝太「も、もしや先生誰かに操られて…」
西城「…一緒に…来るんだ…」
勝太「……分かりました。」
…恐らく西条先生はあのブラックオークションの一味に操られてしまったんだ。ツインエンジェルに迷惑はかけられない。ゆっくりと学園を離れよう…。

-クルミside-
………っ!!ま、全く何なのよ!心配して来てみたら一人でご飯食べ終わってるし、しかもす、スカート覗くなんて!本っっ当に最悪!アイツの事なんか気にすんじゃなかったわ!
クルミ「…本当、ニブチンなんだから…」
特に深い意味は無かったのだけれど授業が退屈だったので窓から空を眺めてみた。
クルミ「……何、あの黒い車?初めて見るわよ、あれ。」
校門前には黒いリムジン級の車が止まっていた。葉月や神無月の所有物ではないわね…
クルミ「……あ、あれって勝太?…それに西条先生?」
しかし勝太の顔は先生といる様な顔ではなかった。何というか、緊迫感があるというか…
クルミ「…凄い嫌な予感がしてならないわね。」
リムジンに近づいた二人。そのリムジンから人が出てきた。
クルミ「なっ!あ、あれは確かブラックトレーダーの部下だった…!」
な、何でアイツと勝太が…!!
先生「どうかしましたか、葉月さん?」
クルミ「ふえっ!?あ、あの…」
そ、そうよ…今は授業中…!ど、どうすれば…全く、手間がかかるヤツね!
クルミ「ちょ、ちょっと具合が悪いので保健室に行っても良いですか?」
先生「えぇ。体には気をつけないといけないからね。いってらっしゃい。」
クルミ「あ、ありがとうございます先生。」
といって私は教室を出た。今から走って間に合うかしら…!?
校門前に着いたが、そこにはもう黒いリムジンの姿は無かった。
クルミ「ハァハァ…さ、流石に手遅れだったわね…ハァハァ…」
ま、全く私が何でこんな一生懸命走らなきゃいけないの…っ!
勝太とアイツは何処へ行ってしまったのだろうか?全く見当がつかない…ひ、ひとまずお姉様方に伝えましょう!それからでも遅くはないわ…!

                                   NEXT…



【あとがき】

待っていた皆様、やっと更新が出来ましたあせあせ(飛び散る汗)

本当に遅れて申し訳なかったっすあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

今回から随時更新という形を取らせて頂きます^^;

後、今後からアイマス(世界観はギアスに近いもの)小説を同時進行で作ろうと考えていますので、読みたい方はコメではなく直接お伝え下さいませ。
     
 
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