Notes

主題：フラ・アンジェリコの絵画構成における宗教的価値
副題：

（１）本論は，原著）サン・マルコ修道院におけるフラ・アンジェリコの「受胎告知」
―聖母マリアの眼差しと聖霊の光―といった先行研究の成果を踏まえ、さらに大きな問題である，実技・技法としての「宗教画」の構造を探り，フラ・アンジェリコ絵画について考察を深めることを試みるものである。
本論に入る前にこれまでの考察の成果を確認し，要点を整理したい。
フラ・アンジェリコ絵画における技法材料論と宗教画的価値では，フラ・アンジェリコ絵画をどのように捉えるかは，人間と人間の表現，芸術と宗教絵画を考えるとき重要な問題の一つである，との考えから １５ 世紀以降の美術から「宗教画」とその技法について考察した。
１５世紀以降の初期ルネサンスの中の一人として，フレスコ画の円光の技法と
いう要素が挙げられるが，フレスコ画は同時に，宗教画や西洋絵画の技法論を語る上で欠かせない重要な技法である。
以前からルネサンス期のことで非常に多くの質疑が生じていた。*
*（https://www.jstage.jst.go.jp/article/arted1951/1973/198/1973_198_11/_pdf/-char/ja）
初期ルネサンスに着目して技法の流れを改めて見ると，いくつかの要素に整理することができた。（〇〇章参照）

フラ・アンジェリコの受胎告知の絵画構成を見ていくことが，美術教育の根底の在り方を考える事に繋がるとの考えのもと，本論を進めていく。

フラアンジェリコ
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yca/28.29/0/28.29_15/_pdf/-char/ja

初期ルネサンスの技法と構造
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900025681/KJ00004239734.pdf
【受胎告知】
まず図１を参照されたい。図 1）フラ・アンジェリコ「受胎告知」プラド美術館
フラ・アンジェリコの受胎告知の祭壇画は３作品あり、フィエーゾレのサン・ドメニコ聖堂のための祭壇画は 1426 年頃に描かれ、最初期に描かれたと言われている。現在プラド美術館に所蔵されている。*
*（原著）サン・マルコ修道院におけるフラ・アンジェリコの「受胎告知」
―聖母マリアの眼差しと聖霊の光―
伊藤 淳　１７頁）
ルネサンス風のロッジア、青地天井のヴォールト、椅子に座って本を広げたマリアと、金の翼が付いたガブリエルが跪いている。
両者ともに両手を交差しているが、これは謙譲のポーズ*と呼ばれている。
*（原著）サン・マルコ修道院におけるフラ・アンジェリコの「受胎告知」
―聖母マリアの眼差しと聖霊の光―
伊藤 淳　１７頁）
絵画左上から黄金の光が差し込んでいるのが分かる。

【方法】
（１）フラ・アンジェリコの宗教画の年表に則った技法の要素と、当時のフラ・アンジェリコの目指したところがどのように一致するかという調査をするために、〇〇という方法を取った。

【結果】
ここに論文の結果を記述します。結果セクションでは、実験や解析の結果を数値や図表、グラフなどを用いて明示的に示します。また、結果の評価や解釈も行い、研究の目的に対する達成度を示します。

【議論】
ここに論文の議論を記述します。議論セクションでは、結果を元に研究の意義や限界、課題などについて考察します。他の研究や文献との関連性も示し、自身の研究の位置付けや影響について論じると良いでしょう。

【結論】
ここに論文の結論を記述します。