Notes

こんにちはフィフィです。

えー、さて今日はですね、ベトナム戦争中に起きたライダイハンについてのお話をしたいと思います。

えーと、まずこれはベトナムと韓国の話になりますが、

えー、このライダイハンについて、イギリスの公共放送であるBBCが3月の27日にウェブサイトで、

ライダイハンの問題について特集を組んで、これを報じて大変大きな反響を呼んだんですね。

まず日本ではほぼ報じられることがありません。

このライダイハンといってもね、

まぁ皆さん聞いたことのない人も多いと思いますので、簡単に説明しておきますと、

これね、ライダイハンとは、ベトナム語なんですよ。

あの韓国ではなくて、韓国がベトナム戦争中に派遣した韓国兵が、

現地で性的暴行により現地の女性との間に生まれた子供のことを、ライダイハンと言います。

この問題は韓国にとって最大のタブーであり、

韓国が抱える最も触れられたくない人権問題とも言われています。

3月27日1968年、「何百人もの女性を苦しめた年」

と題した記事を、BBCがネットで掲載しました。

これに私サイトを見てみたんですけれども、

ま英字でね、ページにも及ぶ、ま、本当に大掛かりな特集を組んでいまして、

検索するとね、日本語訳をつけている人もいましたが、

どこまで正しい訳がついているのか分からないので、

まぁ自分で本当はあの読んでいただけるのがいいと思います。

この中では、性的暴行による被害内容や、

またそれによって生まれた子供たちが、どのように育ち、それでどれだけの差別を受けてきたか、

やっぱりあの、えーベトナムの子と、韓国の子は敵国の子供にあたるわけですから、

本当に壮絶なイジメを差別を受けて育ったといいます。

このような子供たちが、5000人から30,000人にものぼると言われているんですけれども、

これに関して詳細がね、事細かく記事には書かれています。

イギリスではこの問題に対して、熱心な市民団体による活動が行われているんですが、

ライダイハンの像が建てられたりもしていて、

イギリス側から国連に対して、調査と韓国軍兵士のDNA鑑定等を要求する書簡を提出したりと、

実に積極的な働きかけを行っているんですね。

また韓国側に対しても謝罪を求めていますが、

韓国は、ベトナム戦争中の韓国軍によるベトナム人女性への行為に、真摯に向き合おうとはせず、

謝罪はもちろん、認めることすらしていません。

つまり、今現在に至るまで、韓国はこの人権問題について、

ずっと長い間黙殺し続けている状態です。

さてなぜ最近になってこの問題が取り上げられているのか、

それはですね、今のベトナム共産党が、これを表沙汰にせず、

韓国政府に賠償をこれまで行っていなかったからなんですね。

それには、こんな背景があるんです。

ベトナム戦争は、ベトナム共産党に取って、輝かしい勝利ですが、

そうですね、アメリカに勝っているわけです。

実はこの韓国軍による被害を受けたベトナム人は、この共産党の敵であった南ベトナムの地域の住民で、

このベトナム戦争の勝利には、直接貢献しなかった人たちって言うことになるんですね。

で南北統一後、ベトナムの共産党の政府は、

これら南部の市民、または少数民族になどによる独立運動的な活動を警戒していて、

これを厳しく統制してきたんです。

韓国軍による虐殺、暴行についても、積極的に調査する姿勢はなく、

仕方なく南部の人々は、諸外国の働きかけで自分たちで検証して、

その情報を国際社会において共有しようと動くことになったわけです。

だからイギリスからね、この問題が世界に発信されているっていうのは、

つまり、まあ、ベトナム政府が積極的にこれを調査をしてこなかった、

しようとしていなかったからなんですね。

でベトナム共産党は、北ベトナムに従わず、

ベトナム戦争の勝利に貢献しなかった南の南部の人間がどうなろうと、お構いなしだったわけで、

またベトナム政府は韓国とね、経済的軍事的な関係を重視しているので、

その関係をこのことで、ま、悪くしたくないわけです。

ベトナムでは、国民が政府批判することすらら実は認められていません。

処罰の対象になるわけです。

このような状況下にライダイハン問題があるため、

この人権問題が、ベトナムから表沙汰になるような状況がないわけです。

そんな中で、4月21日、朝鮮日報オンラインが、

「ベトナム民間人虐殺について賠償せよ、韓国政府を初提訴」

と言う記事を、ネットで配信しました。

これは、ベトナム戦争で韓国軍に家族を虐殺されたとするベトナム人女性が、

韓国政府を相手取って、およそ3000万ウォンの損害賠償を求める訴えを起こしたものです。

彼女はネットのテレビ電話を通じて、記者会見に参加して、

ここで、全ての被害者の名誉回復を求める、とこう述べました。

彼女の弁護団も、

ベトナム戦争の民間人虐殺問題が、公の場で議論されるようになってから20年以上が経ったが、

韓国政府による責任のある間措置はなされないままで、

被害者が、勇気を出して起こした訴訟について、

皆さんに関心を持ってもらいたい、とこう訴えています。

20年間この議論されてきたといいますけれども、

実はですね、これ韓国軍によるベトナム人女性のこの非道な行為ですね、

ライダイハンとかそういったものは、

1999年韓国人女性のジャーナリストが調査によって、初めて公にしたものなんですね。

それでもこの問題が、大きく扱われることがないわけです。

戦争は人間を醜いものにしてします。

戦時下では人を人として見ない、弱いものが無残に扱われ、それが戦争でもあるわけです。

その事実すら、受け入れようとしない国が、あるわけです。

正義感から、ベトナム戦争での自国の軍による悪態を公にしたこの女性ジャーナリスト、韓国人女性ジャーナリストは、

その後、韓国社会から、非道とも言える仕打ちを受けました。

正義とは何なんでしょう？

戦争、戦時中に起こした問題は、それに関わった全ての国で、その責任をうべきだと思います。

ベトナムでのことが公表された今、今後ムン政権は、自国の歴史問題と、どう向き合っていくつもりでしょう。

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