Notes

2012年6月

俺のdream～シュール編～

朝起きると､俺(じゃが)は何故かボロいアパートで寝ていた。


そして､俺は声をかけられた。


ドクダミさん「よぉ､じゃが坊｡…よくこんな状況で寝れるな」

じゃが「え？あ､はい｡」


ドクダミさんが声をかけてきた。


俺は状況を理解出来なかった｡


そんな中､

さとうくんさん「よぉ､待たせたな｡」

ゲハさん「ちょっとばかしセットに時間がかかった｡」


さとうくんさん､ゲハさんがアパートに入ってきた｡


しかし､さとうくんさんとゲハさんはいつもの感じではなく､かなり真面目な顔をしていたのだ。


さとうくんさんは俺に､


さとうくんさん「じゃが､よく寝れたか？」


と聞かれた。なので､俺は､


じゃが「えぇ､一応は…」


と状況を把握出来ないまま返事を返した。


すると空気は一気に真面目ムードになった。


さとうくんさん「今日は俺達四人の人生一の大仕事だ｡…ミスは許されないぞ｡」


と言ってさとうくんさんは襖を開けた｡


そこに入っていたのは大量の銃｡おそらく20は有るであろう銃の山だった｡


俺はやっと察知した｡


これからこの四人で誰かを殺りに行くのだと｡


ドクダミさん「じゃがはとりあえずマシンガン持っていけよ｡」


と言われ差し出されたのは初めて見る40センチ程のマシンガン｡


俺はこれで誰かを殺すのか…？


さとうくんさん「よし､全員武器を持ったら下の車に積んで行くぞ｡」



そして､俺達はその人を殺りに行くべく車に乗り込んだ｡


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


さとうくんさん「ここだ｡さて､降りるぞ｡」


そこは何の編鉄もないただの住宅街｡


そして､一つの家の屋根にはハシゴが取り付けられていた｡


ゲハさん「全く､このハシゴにどれだけ苦労したことやら…」


成る程､これのセットにさっきかかったと言っていたのだと思った｡


ドクダミさん「じゃあ､一番目に行かせて貰うわ｡」


と言ってドクダミさんがハシゴを登り始めた｡


さとうくんさん「じゃが､次行って良いぞ｡」


俺はそう言われたので二番目に､続けてゲハさん､そして最後にさとうくんさんが登った｡


その屋根からはある一つのアパートが真正面に面していた｡


あれ､このアパート何処かで見たような気が…


ゲハさん「アイツなら､もうじき出てくるはずだ｡」

さとうくんさん「さて…日頃のもやもやをやっと断ち切れる訳だな｡」

ドクダミさん「俺､嘘は嫌いだからさ｡」


皆､相当恨みがあるらしい｡


ゲハさん「まさとう､ここは俺が一撃で仕留める｡」


ゲハさんがスナイパーライフルを持ちながらそう言い切った｡



さとうくんさん「…あぁ｡そこまで言うなら､殺れよ｡」

ゲハさん「…任せろ｡」


そして､運命の人物が姿を表した｡


じゃが「え？…や､やっぱりそうなんだ…」


そう､あれは何処をどう見てもバーバラさんだった｡


まぁバーバラさんのアパートなんだし…それもそうかと思った｡


さとうくんさん「よし…殺るんだ｡」


その一言から､ゲハさんはトリガーを引いた｡


結果は命中｡だかしかし､運悪く肩に当たってそのショックで気絶しただけのようだ｡


ゲハさん「悪い｡肩に当てちまった…」

さとうくんさん「はぁ!?もう面倒くせーなぁ!じゃが､それ貸せ!!」


と言われて差し出したマシンガン｡それを容赦なく気絶したバーバラさんに撃ち込む｡完全に致命傷になったようだ｡


ドクダミさん「流石､まさとう｡躊躇い無い辺りが完璧だわ｡」

さとうくんさん「はぁ､ゲハが一撃で仕留めるって言ったんだがなぁ～」

ゲハさん「正直スマンとは思った｡」


ちなみに俺はビビりすぎて何も見えてなかったのが本音である｡


さとうくんさん「まぁ､今回は結果オーライって事にして､撤収すんぞ｡武器はここに置いとく｡」


そうして､俺達の大仕事は幕を閉じた…


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


のように思えた｡


俺達がハシゴを降りた所で誤算が起きた｡


そこにはパトカーが止まっていたのだ｡


警察官A「君たち､屋根の上で何をしていたのかね？」


その問いに間違いなど無かった｡


俺は､ここで終わりかと悟った｡


だが､さとうくんさんは諦めてなかった｡


さとうくんさん「いや､皆で青春について語ってた所なんですよ^^」


警察官A「いや､それにしても他人の家の屋根で語るのも不法侵入だぞ｡」


正直､不法侵入程度で済むなら話は早かった｡


だが､ハシゴの上を見られたらそれで終わりなのだ｡

さとうくんさんも必死に抵抗したが､流石に無理そうになってきた｡


だが､そこに救済の意志が働いたゲハさんが言った｡


ゲハさん「まさとう､ここは俺が代わるぜ｡」


と言ってさとうくんさんと代わった｡


警察官A「誰に言われてもこの状況は…」


と警察官が言った瞬間｡


ゲハさん「ドゥルドゥンドゥンドゥンドゥン!!…今のが本物の銃だったら…死んでたぜ｡」

と､銃を撃つモーションからその言葉を警察官に言い放った｡


警察官は唖然としていた｡


警察官B「ま､まぁとりあえず代表として君｡署までご同行してもらおうか｡」


とさとうくんさんを指名され､そのままパトカーで連れて行かれてしまった｡


じゃが「結局､何か悪い結果だなぁ…」

ドクダミさん「俺は､まさとう良い奴だったと思ってる｡」

ゲハさん「…あぁ｡最高の相棒だった｡」


これがこの物語のエピローグである｡


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


この物語はフィクション(俺の夢)です｡


誰も犯罪を犯してないし､誰も死んでいません｡