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快盗天使ツインエンジェルSS 第1章 [平和な日常風景]
遙「勝太くぅーん!待ってよぉ~!」
勝太「おーい!俺はこっちで待ってるぜ~」
俺、橘勝太とクラスメイトの水無月遙ちゃんは聖チェリーヌ学園の生徒だ。
ちなみに、俺はつい最近この学園に転校してきたばかりだ。
正直転校は辛いものがあったが、今はそれ以前に…
遙「ふぅ~…勝太くん、さすが元陸上部だね!足すっごく早いよね~」
勝太「ま、まぁでもこの距離は女の子には厳しいでしょ^^;」
遙「ううん!いつもこの位の運動は水泳でやってるから大丈夫っ!」
俺にはすぐにこの水無月さんが友達になってくれて、それからというもの…
遙「あっ!葵ちゃーん!クルミちゃーん!!勝太くん連れて来たよー!!」
勝太「いやー、遅くなってすまないっ」
水無月さんの友達である神無月葵さんと、その親戚兼クラスメイトの葉月クルミさんが毎日のように俺と昼食を共にしてくれるようになっていた。
しかもこの期間わずか2日。水無月さんはいい友達がいるものだ。
葵「勝太さん、お待ちかねでしたよ。クルミさん、勝太さんの事とっても心配してましたよ^^」
クルミ「ぅえっ!?あ、葵お姉さまっ!?」
遙「へー、クルミちゃんが心配するなんて珍しいね~」
クルミ「ちょっ!か、勝手に決めないでよ遙!別に心配なんか…///」
葵「クルミさん、私たち女の子の中で食べるのなんてやっぱり辛いですよねってついさっきまで言ってたんですよ~」
勝太「本当ですか!?…葉月さん、なんか申し訳ない…;」
俺は深々と葉月さんに頭を下げて詫びた。
クルミ「ふぇっ!?べ、別に勝太が謝る事じゃないわよっ」
勝太「というか、どちらかと言えば女の子と昼食なんて滅多に無かったから凄い経験させて貰ってるよ」
葵「クルミさん。良かったですねっ」
遙「私たちも勝太くんから色々話を聞けて楽しいよね!」
クルミ「そ、そうね。私たちも楽しいんだし勝太が楽しくない訳無いわよね!」
勝太「そういうことだっ!さて、ご飯にしようぜっ」
遙「うんっ!私もうお腹ペコペコだよぉ~…」
クルミ「全く、あんたはいつもお腹としましま模様の事しか考えてないでしょうが。」
遙「く、クルミちゃん…それは流石に言いすぎだよぉ…泣」
葵「まぁまぁ。では、いただきましょう!」
4人「いただきまーす!!」
さて、楽しい昼食も終わって俺はある一つの事を考えていた。
勝太(さて、一体いつ俺が君達をツインエンジェルだと知っている事を告白すればいいのだろうか…)
そうだ。俺は彼女らの秘密を知っている。
『天ノ遣』として、正義の味方『ツインエンジェル』をしているという事を。
勿論、初めから知っていた訳ではない。…そう、あれは一昨日の話だ。
いつも通り授業が終わり、今日も何事も無い平和な一日だった。
勝太「俺がじゃんけんで掃除当番にならなければな…」
まぁそれほど嫌な仕事ではないから良いか…と思ったが、このチェリーヌ学院の教室の掃除は中々に普通よりは倍の仕事量があった。
いつもなら水無月さん達が手伝ってくれているのだが、
遙「ゴメンね~勝太くん。今日は三人とも部活だからもう行かないと行けないんだ。」
葵「いつもなら大丈夫なのですが、最近忙しくて部活に出ていなかったもので…」
クルミ「まぁ掃除なんて別に大した量じゃないし、男のあんたなら大丈夫でしょ?」
…とまぁこんな感じだったので、流石に引き止めるわけにもいかず。
勝太「…にしても、『部活』…かぁ…」
俺も昔は陸上部をやっていて、人並みには足も速い。
今部活をやってない理由には、これといって陸上に対する感情があまりにも無いからだ。
勝太「まぁ…後悔も何も無いし、な。」
それに今では可愛い女子3人と学園生活を楽しんでいるんだ。こんな平和なことは無い。
こんな平和の裏には犠牲とかも伴うかもしれない。
でも俺達はその人達の為にも全力で楽しまないといけない。
と思ったその時――
???「…失礼するよ。」
一人の男子学生が入ってきた。
勝太「あ!あなたは確か、チェリーヌ学院の…」
???「生徒会会長の如月唯一だ。橘と会うのは、転入した初日以来かな。」
勝太「そうですね。あの時はお世話になって…」
唯一「礼には及ばない。会長としてやれる事をやっただけさ。」
如月唯一先輩。この聖チェリーヌ学院の生徒会会長だ。確か、水無月さん達とはかなり親しい間柄なんだよな。男の俺から見ても、凄く頼りになる良い先輩だ。
唯一「一人で掃除とは中々良い心がけじゃないか。」
勝太「え!?…あ、まぁそんな所ですかね~」
とりあえずじゃんけんで決まったとかは言わなくてもいいか。
唯一「で、橘。掃除の後に生徒会室まで来てくれないか?時間あるか?」
勝太「あ、今日はみんな部活らしいんで問題ないですよ。」
唯一「皆とは神無月達か?…そうか、あの一件で部活にも出れてなかったか…」
勝太「…唯一さん?」
俺は先輩がいきなり畏まった顔になったので少し驚いた。
あまり聞き取れなかったが、部活に出れてない理由を知っている様な素振りだ。
唯一「…あ、あぁ、すまない。ならよろしく頼むぞ。生徒会室の場所はもう分かるか?」
勝太「え、えぇ。問題ないです。」
唯一「なら良い。じゃあまた後で。」
と言って先輩は教室から出て行った。
勝太「…先輩、ここでは言えない用事みたいだったな…」
果たして何の話だろうか。成績は悪くて下の上だし…水無月さんみたいに遅刻の件でもなさそうだし…何かやったか、俺?
勝太(まぁ成績云々なら学院長室だろうからそこまでの大事ではないな。)
と思いながら俺は掃除をさくさく進め、机を戻して生徒会室へと向かった。
NEXT・・・
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